療育日誌 - 月別アーカイブ 2018年10月

あと少しやってみる

今週は製作の時間に新聞紙を丸めたものを紙ナプキンで包み、お月見団子を作っています。新聞紙が動かないようにしっかりと押さえ、もう片方の手で新聞紙を包むという二種類の動作を同時に行うことが上手にお団子を作るポイントです。うまく包めず、新聞紙が見えている時は「ここを引っ張るといいよ」など具体的なアドバイスを送り、完成度を高めています。子どもの頑張りを認めながら『あと少しやってみる』状況をあえて作ることにより、個々の力をさらに伸ばしていけるような関わりをしています。(ぱっそ 並行通園部)

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遊びの基本

登園後のひとときです。ブロックを積んで、バランスが崩れて倒れそうになるその瞬間を、先生と一緒に楽しんでいます。高価な玩具ではなく、ちょっとしたことに面白みを感じ、それを相手と共有していくいことが遊びの基本になります。(療育広場 ぱっそ)

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動きに合わせる

手遊びは、歌に合わせて先生の真似をする楽しい活動ですが、実は先生と動きを合わせる力が必要であり、この力は人に沿う力にもつながっています。動きを合わせること、人に沿うことは集団活動の土台として必要な力です。楽しく先生と向き合い、手遊びをしながら動きを合わせる力を伸ばしていきます。(ぱっそ 中田教室)

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はたらきかけ

子どもたちの前に立つ先生は、常に子どもの目線を意識しながら読み聞かせや活動の説明をしています。どれくらいの高さで物を見せたら子どもたちが見やすくなるか、全員から見える立ち位置はどこなのかを知っておくことで、子どもの興味を引きつけることができます。活動を行う前には必ずシミュレーションを行い、「ここをもっとこうした方がわかりやすい」などの意見交換をして、子どもたちへのはたらきかけの方法を確認するようにしています。(ぱっそ 並行通園部)

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繰り返し

朝のお支度で、出席表に貼ったシールの台紙をゴミ箱に捨てています。毎日繰り返す地味なことですが、生活に必要な操作の練習となっています。年度当初に比べて、どの子も当たり前にこなすことができています。ぱっその生活は繰り返しの療育です。(療育広場 ぱっそ)

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押さえる手

塗り絵の時にクレヨンを持つ手と同時に紙を押さえる手が必要です。押さえる手がないと紙がずれてしまい、クレヨンで描くことも難しくなってしまいます。彼女は色を濃く塗るために力いっぱいクレヨンを握っています。意識して紙を押えているからこそ、しっかり塗りきることができました。塗ることだけでなく、押さえる手にも着目しています。(ぱっそ 中田教室)

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待ち時間

製作が終わるタイミングには個人差がありますので、早く終わった子は自分の席に座って友だちが作品を完成させるまで待ちます。ただ単に座って待つのではなく、先生とクイズやじゃんけんなどのゲームをしたり、自分の好きな本を読んだりと、過ごし方はそれぞれ違います。「座って待っていてね」という言葉だけでは待つことが難しい子どもも、ちょっとしたお楽しみの時間にすることで、自然と着席して待つという習慣が身についていきます。(ぱっそ 並行通園部)

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吊るした風船あそび

風船遊びのバリエーションのひとつです。風船を自由に飛ばしたり、投げたりして遊ぶことも面白い活動ですが、今日は天井から紐で吊るしてみました。風船を飛ばしても紐があるため、自分の元へ戻ってきますし、届かない風船には、先生の手を借りて持ち上げてもらおうとしたり、普段とは違う風船遊びができます。芋掘りの際に犬や剣をつくった長細い風船も登場し、風船遊びを満喫しました。(療育広場 ぱっそ)

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待つ場所

「そこで待っててね」の一言の「そこ」とはどこでしょうか?先生の指さした先にあるのは、床だけです。彼は所在なさそうにしていました。そこで、印としてテープを床に貼りました。「ここで待っててね」の「ここ」を明確に示すことで、彼はテープにつま先を合わせて待つことができました。(ぱっそ 中田教室)

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アドバイス

前回の活動で高さのない板の上を歩く練習をしましたので、今回は少しだけ高さのある平均台に取り組みました。難易度を少しずつ上げていくことで子どもたちも活動への参加を受け入れやすくなります。全員二回ずつ体験できるようにしていますので、一回目にうまくできなかったところがあれば、先生が「ここがすごくよかったね。次はこうしたらもっと良くなるよ。」とアドバイスを送ります。『できなかった』部分だけに目を向けるのではなく、取り組みの中で子どもたちが『どこを頑張ったのか』に目を向けて言葉かけをしています。(ぱっそ 並行通園部)

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