療育日誌 - 月別アーカイブ 2018年9月

ひとつのものをやりきる

彼は、おもちゃの家と型はめを同時に遊ぼうとしていました。しかし、二つの物を同時に扱うことはとても難しいことです。先生達は彼に型はめに集中してもらうため、あえておもちゃの家を隠しました。意地悪のようですが、こうした整理をすることで、やるものを明確化し、ひとつの活動に集中して取り組むことができます。(ぱっそ 中田教室)

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並ぶ

トイレから出ると、子どもたちは通路に並びます。足元を見ると、通路の床には黄色のテープで枠を作ってありますので、一目でどこで待てば良いのかを分かるように示しています。視覚からの支援だけでは待つことが難しいお子さんには、「黄色い枠の中で並んで待っていてね」と声かけをしながら体に手を添えて、待つ場所まで一緒に移動します。ひとりひとりに合わせた働きかけをすることで、並ぶことが身についていきます。(ぱっそ 並行通園部)

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運動会の練習2

運動会の練習風景です。どの子もよくバランスをとって平均台や飛び石をこなしています。一人で行うのでなく、お友達と順番に並んでこなしていく姿に、こども達の成長を感じます。運動会楽しみです。(療育広場 ぱっそ)

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小さい変化

靴箱やロッカーのマークを実は毎回位置を変えているのをご存知でしょうか?毎回同じ場所で、支度の流れを覚えてもらうことも大事ですが、同じやり方で場所を記憶するのでなく、自分でマークを探して、靴やバッグを入れてほしいという狙いがあって先生たちが相談しながらマークの位置を変えています。子どもたちの毎日の支度に少し変化を加えながら、自分で考える力を伸ばしていきます。(ぱっそ 中田教室)

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先生からの声かけ

先生からの「やさしく入れてね」という言葉を聞いて、子どもたちはマラカスをそっと袋にしまいました。やさしく入れることができたタイミングを見計らって、先生はすかさず「上手に入れられたね!」と笑顔で褒めてくれますので、「次もやさしく入れてみよう」という気持ちが芽生えてきます。声かけがあることで、ひとつひとつの動作に意識を向けることができるようになっていきます。(ぱっそ 並行通園部)

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お料理

プレートに食パンを並べてくれました。彼女のおもてなしです。言ってしまえばとってもシンプルなお料理ですが、1つの枠に1つずつ、同じものを並べるという思いで作ってくれたのだと思います。こどもがどんなことを考えたのかを予想し、その上で接していくことで、こどもとのやりとりが膨らみます。何気ない一場面ですが、こどもの行動と思いを汲み取っていくことが大切です。(療育広場 ぱっそ)

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手はお膝で待つ

写真の彼は、かるたで取りたい札があり、手が机の上に出ていました。そこで先生は「次の札を読む前に手はお膝で待ってね」と伝えました。彼は手を膝に置いて、先生が札を読むまで待つことができました。「待つ」という指示は「どのくらいの時間」「どんな体勢で」という部分も伝えると分かりやすい子どもがいます。彼は先生の「時間」と「体勢」をしっかり聞き、見通しができたため、スムーズに待つことができました。こうした一つの指示にも詳しく、分かりやすい伝え方をしていきます。(ぱっそ 中田教室)

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手を挙げる

こども達が、先生の質問に手を挙げて答えています。しかしそれは簡単なことではありません。気がそれたりおしゃべりが多くて、先生のお話を聞くことが難しいこども達が少なくありません。着席をしてお話聞く姿勢と気持ちを作り、その上でゆっくり丁寧に司会の先生がお話をすることで、こうして先生とのやりとりが上手にできるようになります。(ぱっそ 並行通園部)

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連結

新幹線をたくさんつなげたいという思いが、手先の使い方を上手にします。この行為を見れば、ただ新幹線で遊んでいると思いがちですが、連結できるようちょうど良いタッチで、新幹線同士をくっつけるという手先の使い方の練習になっていると、先生達は見守ります。こども一人一人の一つ一つの行為にどういう意味があるかを探ることがとても大切です。(療育広場 ぱっそ)

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切る前準備

ハサミを使う活動の前に指先で切る線をなぞっています。指でなぞることで、切る線を確認し、どの順番で切るのか、どうやって切るのかを考えることができます。切るシミュレーションをし、ハサミを使う時になぞった線を思い出しながら、線を意識して切ることができます。こうしたシミュレーションを通して、子どもたち自身が考え、目的を意識できるようにしていきます。(ぱっそ 中田教室)

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