療育日誌 - 月別アーカイブ 2018年11月

生活の中で、スプーンやはさみ、鉛筆などの道具を使うことが必要です。そのためには安全に配慮された上で、実際に道具を使ってみることが大切です。今日はトングを使い、スポンジで作ったパンを使いパン屋さんごっことして活動をしました。楽しさを取り入れて療育を行います。（ぱっそ　中田教室）

先週に引き続き、フルーツバスケットのゲームをしています。今週は子どもたち全員が一回ずつフルーツを選び、どのフルーツが席を移動するかを決めてもらいました。友だちに向けて言葉を発信することに抵抗を感じる子どもには、先生が「一緒に言ってみようか、せーの」と声をかけ、言葉を発信しやすくなるようなきっかけづくりをしています。最初は先生と一緒に、一緒に言えるようになったら次は自分で、と少しずつ支援を減らしながら子どもの力を伸ばしていきます。（ぱっそ 並行通園部）

製作風景のお話をするのではありません。実はもう30分も着席を続けている、こども達のお話です。朝の会から、今日の主活動のみのむし作りまで、誰一人として離席をすることなく、活動にいそしんでいます。こども達にとって興味ある内容の、朝の会と主活動をすることで自然と着席時間は伸びます。またそれを毎日繰り返すことにより、習慣化していきます。（療育広場　ぱっそ）

リトミックでの一場面です。音楽に合わせて、その場に寝転んで静かに待ちます。その場で静かに待つことは、こども達にとって決して簡単なことではありません。周りの友達の動きや、物音などが気になっても、それに逆らい身をとどめることに大変な集中力が必要になるからです。繰り返しこうしたとどまる活動をしていくことは、着席や先生の話を聞くこと等の、机上の学習をする基礎となります。（療育広場　ぱっそ）

「ぷしゅー」と絵本のワンシーンをそっくり真似している彼です。絵本の読み聞かせでは、先生のおひざの中や椅子に座って聞くことがルールですが、あまりに上手な彼の仕草に拍手を送ってしまいました。（ぱっそ　中田教室）

フルーツバスケットのゲームをする前に、導入で果物クイズを行いました。三つのヒントからどんな果物かを想像し、答えが分かったら手を挙げて発表します。気持ちが焦ってしまい、手を挙げる前に答えを言ってしまう子どももいますが、その時は答えを言えた事を褒めつつ、「手を挙げて先生に名前を呼ばれたら答えられるよ」とその都度ルールを伝えます。声掛けのタイミングを計りながら分かりやすい言葉で伝えることで、ひとりひとりがルールを守れるような支援をしています。（ぱっそ 並行通園部）

食後のひとときのこども達の再現でした。ひとりの女の子が先生を椅子に座らせ、手遊びをしてもらいたいとアピールをしました。それに応ずる先生の周りに、友達も椅子を持ってきて並びました。まだ言葉での表現や、友達とのやりとりが上手ではないこども達です。しかし、こうした朝の会の再現をする姿に、自分の思いの表現や、友達を意識することが着実に育っていることが感じられました。（療育広場　ぱっそ）

「今は２の声で話してほしいな」と声の大きさ表を見せ、２に丸をつけました。声の大きい・小さいは目に見えないので言葉だけでは分かりづらい子どももいます。声の大きさを表にすることで視覚的に分かりやすく、声の大きさの調整を促していきます。（ぱっそ　中田教室）

活動を始める前に、立って「はじめましょう」の挨拶をしています。『まっすぐ立つ』ためには、椅子に寄りかからず、両方の足でしっかりと体を支えることがポイントとなります。ひとつひとつの動作を意識しながら繰り返し行うことで、自分の体の動かし方が身についていきます。（ぱっそ 並行通園部）

全員が着席をして、よく活動に参加できています。ぱっそに見学に来た方が驚かれますが、こども達はこのように落ち着いて活動に参加できるようになっています。こども達の成長に合わせた、易しい内容の活動を繰り替えし行うことで、興味を持って遊ぶ力がついていきます。遊んでいるからこそ着席も継続し、座り続けられるからこそ遊びも続きます。着席をすることと、遊ぶ力という、とても基礎的な内容を大事に療育を行なっています。（療育広場　ぱっそ）