療育日誌

投げてみよう

2018/01/29

もうすぐ節分…今日は豆まきの練習と称し、新聞紙を丸めて作ったボール(豆)を、箱がついた鬼の的に投げて遊びました。なぜ鬼の的に箱がついているのか…子ども達の中には「入れる」動作は得意だけど、「投げる」動作がまだ難しい子がいるのです。そこで、入れる動作から投げる動作へと育ちを広げられるように、「的(鬼)」に「箱」をつけた教材にしました。今までの遊びでは入れる動作をしやすいように、なるべく子どもの近くに箱を提示してきましたが、今回は子どもから少し離れた所に箱を提示して、今までのように簡単には入れられないようにしてみました。ほんの数㎝離しただけでも、いつもより手を前にのばしたり、体を前のめりにしたり、少し勢いをつけてボールを手放したり…子ども達は、入れる動作を応用した体の動きを試行錯誤しています。この試行錯誤が育ちには大切で、「できた」時の自信や達成感につながります。(療育広場 ぱっそ)