療育日誌

その場で待つ

2017/05/22

ぱっそでは、こども達が社会集団のルールを学ぶためにお約束があります。パズルや図鑑などを使いたい時に、自ら教材庫に入って自由に選ぶのではなく、やりとりの練習も兼ね先生から受け取り、一つずつ遊びます(遊び終えたものは仕舞います)。ですので、教材庫には入らずに、「その場で待つ」必要があります。しかし難しいのは、「その場」と言っても扉からどれくらいの距離であればいいのかなど、こどもによって感覚は異なります。そういった時に写真のように、わかりやすく一本線を引いてあげることで、しっかりと線で待つことができるのです。

視覚的支援という言葉は最近よく聞くようになりましたが、実際にこども達にどのくらい生かせていますか?あまり固く考える必要はなく、ちょっとしたことで視覚的支援になります。(ぱっそ 並行通園部)