療育日誌

子どもの発想を大切にする

2018/05/10

子ども達は模造紙に自由にシールを貼っています。ふと見ると、ある子が自分の着ている服にペタペタ貼り始めました。その様子を見ていた先生が「〇〇くん、エプロンシアターやってるのかな?」と、すぐさま子どもの現れをキャッチします。その子はエプロンシアターをしているかのようにキャラクターシールを手に持ち、揺らしたり、また服に貼り始めます。模造紙にシールを貼るという事を行っていたので、「服じゃないよ、紙に貼るよ」という場合もあると思いますが、先生は、その子どもの現れ、発信した事をその場でキャッチし、職員全員で周知します。周知することで、全員が子どもの現れに応じた対応をする事ができます。自然に行っている事でもありますが、子どもの豊かな発想の芽を摘む事なく、伸ばしていく事に繋がります。何気ない一場面ですが、とても大切な事で、大事にしていく事だな…と現場を見ながら感じました。(療育広場 ぱっそ)