療育日誌

なぞってみよう

2018/03/24

始点から終点までの線をなぞって遊びました。活動のねらい…一つ目は、椅子に座って手元をよく見るという、物事に取り組む時の基本的な姿勢(構え)を身につける事です。二つ目は、線から外れずに書くために慎重に手を動かすという、体の動きやスピードを調整する力です。三つ目は、始点から終点までクレヨンをしっかりと持って線を引くという、手の力加減(筆圧やクレヨンを握っている事)を持続する力です。四つ目は、始点から終点まで、あるいは用紙に提示されている通り「3回、線を書く」という課題が完了するまで集中力を維持する力です。文字や数字が好きな子もいますし、子どもの育ちの大きな流れの中では、それらを書く力の基礎になる課題であるとは思います。でも、基礎がしっかりしていない家は、どんなに外観が美しくてもすぐに壊れてしまいます。子ども達の力の根っこの部分を、大切に育てていきたいです。(療育広場 ぱっそ)