療育日誌

ことば

2018/03/12

椅子取りゲームの前に「じゃま、って言われたらどんな気持ちかな?」と、言葉のやり取りの中で言われて嫌な言葉・言われて嬉しい言葉を考えています。言われて嫌な言葉は「ちくちくことば」、言われて嬉しい言葉は「ふわっとことば」に置き換え、自分が言われたらどちらの気持ちだろうかを真剣に考え、振り分けていました。ゲームの中で「ふわっとことば」が聞かれることを期待していた矢先、素敵な光景が見られました。二人同時に椅子に座り、ジャンケンで椅子に座れる子を決めたのですが、勝った子が「君に勝ちを譲るよ」と負けた子に言う姿がありました。負けた子は二回目の「負け」だったのですが、この言葉にすぐに気持ちを立て直すことができたのです。言葉のやり取りは自然に身につくものではありません。場に適した言葉の練習をすることで、実践で使えるようになっていきます。繰り返し練習し、「心ある、生きた言葉」を巧みに操れるようになって欲しいと思います。(ぱっそ 並行通園部)