療育日誌

砂遊び2

2018/03/02

自分の体を使って、自分自身で砂と戯れて満足すると、今度は先生と一緒に遊び始めました。砂を使った一人遊びから、「人と一緒に遊ぶ」というふうに遊び方が変化した瞬間です。一人で遊ぶ中で、砂の感触は十分感じたので、砂がおもしろい物であるという事は学習済みです。そんな時に、先生が自分の手に砂をかけてくれるのです。さっき一人で遊んでいた時とは違う、砂がこぼれ落ちてくる感触が手から伝わります。「サラサラ~。お手々、くすぐったいね。」等と先生の優しい声も耳から伝わってきます。先生の手のひらの砂がこぼれ落ちてなくなってしまい、もっと同じ遊びを繰り返したい時には、先生に何らかのアピールをして思いを伝える必要があります。砂を介して世界が広がり、遊びが広がり、コミュニケーションの力につながっていきます。(療育広場 ぱっそ)