療育日誌

ひも通し(クリスマスブーツ)

2017/12/19

クリスマスのオーナメントの最後の製作は、クリスマスブーツです。以前ひも通しを体験したお子さんもいますので、製作に盛り込んでみました。まず台紙の白い面にペンで好きな絵を描き、穴の開いたところにひもを通しました。始点を決め、「下から上にひもを引き抜く・上から下にひもを引き抜く」どちらかのやり方で挑戦してみました。人差し指と親指でひもをつまんで穴に通すのですが、次はどの穴にひもを通すのか、先を見ていないとなりません。何度か繰り返しているうちに「次はたぶんこの横の穴かな」と予想して通していく子、「ここに通すの?」と不安で何度も聞く子、先生に指差ししてもらって通すところがわかる子、上手く通すことができても、ひもの引き抜が上手くいかず、ひもがからまってしまう子など、一つの作業でも色んなあらわれがみられます。子どもたちが出すサインを見逃さず、根気良く取り組んで終点にたどり着けるようにお手伝いをします。色んなところにひもを渡す個性的な作品もありますが、どの作品も子どもたちの想いが表現されていて素敵なオーナメントに仕上がりました。数個の穴にひもを通すだけの作業ですが、小さな積み重ねが子どもたちの自信につながっていきます。(ぱっそ 並行通園部)