療育日誌

ちぎる

2017/11/13

指先の操作性を強化する目的で、「ちぎる」作業をやってみました。新聞紙は紙の性質上、ちぎりやすい方向があり、力ずくでは上手くちぎれませんので、コツを伝えてちぎったり破いたりを楽しみました。ちぎることにあまり興味を示さないお子さんには、新聞紙をピンと張って新聞紙の真ん中をグーの手でパンチすることを提案しました。パンチすることで手ごたえを感じて力の発散ができ、さらにビリッという音で新聞紙が破けて、満足感も得ることができました。目的の達成も大事ですが、集中力を持続させることも必要なことなので、臨機応変にいろいろな提案をしています。ちぎっている最中に「おうちでもやってみる」というお子さんもいました。新聞紙という身近なものを療育で使うことで、お家でも同じことができ、手先・指先の強化も図られていきます。繰り返し行い、経験値を上げていくことが自信となって生活の中にも反映されていきます。(ぱっそ 並行通園部)