療育日誌
あとどれくらい?
2018/05/08
生活の中で『終わり』を伝える場面があります。「あと5分で終わり」と伝えても『5分』という時間の認識が難しかったり、時計を見せようにも、数字が読めるかどうか、その指示がわかるかどうか等、わかるようになるまでに段階があります。ぱっそではタイマーを使い、子どもに知らせています。「ピピピが鳴ったらお片付けだよ。」と伝え、タイマーがなったら「ピピピってなっているね。お片付けしよう。」と知らせます。といっても最初からタイマーがわかる子ばかりではありません。泣いて終わりを嫌がる子もいます。ですが、繰り返し行っていくうちに、お片付けした後には「〇〇がある」といった生活の見通しを持ち、切り替えができるようになり、「ピピピのタイマーで終わりになる」という理解に繋がっていきます。空間という子どもにとって分かりにくいものでも、音や視覚からなど、わかりやすい方法で知らせていくことで、切り替えが出来る姿が増えていきます。(療育広場 ぱっそ)