療育日誌

電車ごっこ

2018/03/16

「電車ですよ~。乗ってくださ~い。」帽子をかぶって運転手さん(車掌さん)になりきった先生達が、朝の会で読んだ絵本と同じセリフで声をかけ、お名前を呼ばれた子からゴムの輪に入ります。被れる子は帽子をかぶって運転手さん(車掌さん)に変身です。スタートラインの駅から出発して、お部屋をぐるりと一周の旅…ギャラリーでは、椅子に座って電車に乗る順番を待っているお友達や先生達が、「せんろはつづくよ~」と歌っています。歌声を聞きながらゴールラインの終点に着いたら、お友達と交代して椅子に座ります。リードする先生もギャラリーにいる先生も、いかに電車の世界で遊び、それを楽しめるか…子ども達を遊びに導く大きなポイントです。そして、それは大人のペースや理屈で運ぶだけではだめです。子どもの中にある「面白そう」「やってみたい」そんな気持ちに近づき、寄り添い、一緒に楽しみながら進む事…子どもが自分で何かをつかめるようなサポートが療育の要です。(療育広場 ぱっそ)