療育日誌

牛乳パック椅子

2018/03/06

牛乳パックに新聞紙をつめて頑丈にし、それを組み合わせて作った椅子です。トイレや歯磨きの順番を待つ時等に使っています。この椅子の役割の一つは、「待つ時に、どこにいたら良いか」という事をわかりやすく示す事です。子ども達には、それぞれ気になる物や興味をひく物がありますが、興味をひかれるが故にそれに気持ちが向いて、行動が落ち着かなくなる事があります。その時、「ちょっと待っていて」等と声をかけても、気になる物に夢中になりすぎて、その声が届かない時があります。そのような時、「ここに座っていて」と伝える事ができれば、子どもには「今は何をしていたら良いのか」が具体的にわかります。良い行動が増えれば、大人は叱ったり注意したりする事も減ります。「上手に待っていられたね」と褒められれば、子ども達の「できた!」という気持ちが育って自信につながります。(療育広場 ぱっそ)