療育日誌

砂遊び3

2018/03/03

ひき続き、砂遊びのお話です。お砂をシャベルですくって、手に持った容器に入れて遊んでいます。「すくう」「持つ」「入れる」の動作を、道具を使って楽しんでいるのですね。お砂遊びで、お子さん達がよくやっている遊びです。さて、この遊びの中にも生活に関連する事が含まれています。「食事」の動作なのです。「シャベルで砂をすくう」動作は、「スプーンでごはん(おかず)をすくう」動作とつながります。「シャベルを持っていない方の手で容器を持つ」動作は、「食具を持っていない方の手でお茶碗を持つ」動作とつながります。当然、「手元をよく見て砂をすくう」事は、「お皿の中の食べ物をしっかり見てすくう」という事につながります。子ども達にとって、「自分で食べる」というスキルを覚える事は、食事場面だけではないのですね。やっぱり、遊びと生活の両面から、子ども達は育っていくのです。(療育広場 ぱっそ)