療育日誌

砂遊び

2018/03/01

公園で砂遊びです。砂場に両手をついて前進したり、手で穴を掘ってみたり…手のひら全体で砂と遊んでいるお子さんがいました。手は、お子さんにとって最も身近な道具となります。ブルドーザーのように砂を押して運ぶ事ができるし、シャベルのように穴が掘れます。手のひら全体で砂の粒々やザラザラの感覚を感じ、「砂とはどんな質感の物であるか」を学びつつ、自分の手や体をどんなふうに動かすと砂はどう変化するのかを経験から学ぶ事もできます。夢中で遊んでいるうちに手や服が自然に汚れていきますから、「汚れる」という事を経験できます。同時に、「手を洗えばきれいになる」「汚れた不快感も、着替えれば取り除く事ができる」といった、「汚れて不快で困った時の対処法」を学ぶ事もできます。遊びを通じて様々な感覚を経験する事は、発達の土台となっていきます。(療育広場 ぱっそ)