療育日誌

先生の所まで2

2018/02/13

秋には平均台を「道」にして、どこを通って先生の所まで行けば良いのかわかりやすくして取り組んでいた遊びです。平均台といった具体的な物を使って目印にしなくても、先生の所まで行けるようになってきました。遊んでいる子ども達の様子を見ていると、「大好きな先生が、笑顔で自分の方を見ている。手を広げている。声も聞こえる。こんな時、先生の所に行くと楽しい事があるんだ。行ってみよう。」そんな思いが伝わってきます。物を使ってわかりやすく伝える方法(視覚的支援)も、ベースには人との信頼関係があるから機能すると思うのです。そして、大好きな人の声、明るい笑顔、優しいまなざし、両手を広げて待っていてくれる姿…これらは道具も何もいらない上に、子どもが育っていく中で大切な、人への安心感・信頼感に基づくわかりやすい伝え方だと思います。(療育広場 ぱっそ)