療育日誌

色分けゲーム

2018/01/26

新聞紙1/8を丸めて作ったボール(ピンポン球くらいの大きさ)に、赤・青・黄のテープから2色選んで巻きつけ、ボールの色分けゲームをしました。子どもたちが作ったボールを集めて、フラフープの中に数個のボールを入れ、ボールの色と同じ箱に、手前に引かれた線から上投げで入れるというゲームです。自分の作ったものを手放すことが難しいお子さんもいますから「箱に入れると、たくさんのボールを投げられるよ!」と見通しを立てられるように伝え、手から離すことができるように導きます。線より前に言って投げ込む子には、線の存在を示し、「ここから投げる」を意識できるように見守ります。下投げする子には、手を添えて、黒子になって手の動かし方を身体に伝え、自分で投げられるようになるまで付き添います(一回ではできない場合もあります)。一口に「ゲーム」と言っても、ルールの前に受け入れられないことがあったり、やり方がわからなくてうまくいかないこともあります。その都度、気持ちの調整や、適切なサポートをしていくことで、結果「ゲームを楽しめた」、につながっていきます。「ゲームを楽しめた」、という背景にはいろいろな葛藤を経ていることも少なくありません。お迎え時にお子さんの様子をお話ししていますが、どんな経過を経てそこに至ったのかをお伝えできればと思っています。(ぱっそ 並行通園部)