療育日誌

視覚的支援

2018/01/19

以前、椅子座りゲームのルールの一つである「椅子の周りを歩く」という事を伝える為に、床に線を貼って取り組んだという事をお伝えしました。ぱっそに来ている子の中には、視覚的な情報を捉える事が得意で、それを手掛かりにルールや手順やスケジュールを理解する子がいますから、目で見てわかりやすく伝える事(視覚的支援)は、確かに有効な手段です。ただ、わかりやすいからこそ、その情報に忠実に従おうとして「線の上から1㎜たりとも外れないようにしなければ…」と線の上を歩く事を意識しすぎて、かえって歩き方がぎこちなくなってしまう子も中にはいます。わかりやすく伝えてできる事を増やしていく事も大切であると同時に、その子の育ちを見て「程よく加減する事」「状況に応じた対応力」がつくように視覚的支援の仕方を工夫していく事も療育には大切だと思っています。(療育広場ぱっそ)