療育日誌

三つの準備

2018/01/12

リズム遊びをするときに、①椅子を持って運ぶ②水筒を椅子の横に置く③上靴と靴下を脱ぎ、上靴の中に脱いだ靴下を入れて椅子の下に置く(文章にすると少し複雑な感じがしますが)、という三つの準備をします。一つずつ指示を出す段階から少しずつレベルアップしていき、今回は三つの指示を聞いて「理解してから行動に移す」練習をしてみました。何度か経験して、どんな準備をするのか分かっている子もいますから、先走って行動に移してしまう場合があります。先に動きたい気持ちをぐっと堪えて、先生の指示を聞いてから動く練習を積み重ねていきます。みんなで先走って動くと、やることだけに集中しすぎて視野が狭くなり、周りとの距離感や危険予知が正しくできなくなったりします。三つの指示を記憶してとどめておく、ということも大切なことです。今何て言われたのか、何を指示されたのかすぐに忘れないようにする練習も兼ねています。何をすればよいのか分からずにいる子には、その都度声掛けをして「ああそうだった」と気付かせてあげることも大事な支援の一つです。子どもたちの状態に合わせて支援も調整しています。(ぱっそ 並行通園部)