療育日誌

どれにしようかな

2017/12/11

自由遊びの時間…写真カードを見て、欲しいおもちゃを選んでいます。このカードは、おもちゃ倉庫の中にあるおもちゃを写真に撮り、1枚ずつカードにしてリングで止めてあります。物と言葉、場面と言葉の結び付きを学習中のお子さんは、欲しいおもちゃは頭の中で思い描けているのにそれを伝える事がまだ難しい面があります。お子さんにとっての「伝えたい・伝わらない」のイライラや、関わる側の「わかってあげたい・わからない」の思いを、「伝わった!」「わかった!」の成功体験に変えるサポートグッズとして、このような写真カードを使います。お子さんが選んだカードを先生が見て、「車が欲しいんだね。『車、ちょうだい』だね。」と、お子さんの思いとその場に合った言葉をその都度伝えます。その積み重ねで、カードを見なくても「クルマ」とか「チョウダイ」等と、言葉で伝えられるようになってきているお子さんもいます。言葉でのコミュニケーションを覚える事も、発達に合わせた手段を考えてサポートしていきます。(療育広場 ぱっそ)