療育日誌

動作で伝える

2017/12/09

毛布ブランコで遊ぶ時に、始める時には「お願いします」、終わった時には「ありがとう」を伝える練習をしました。言葉で伝えられるお子さんには言葉で言うように促します。言葉で言えるのだけれどもちょっと照れてしまったり、あるいは言葉を学習中で発語としてはまだ表現が難しい段階のお子さんには、動作で伝える事もOKです。動作での表現と合わせて、先生が「お願いします」「ありがとう」と一緒に言いますから、言葉を耳からも覚える事ができます。思いを受け取る先生は、「どうぞ」「どういたしまして」と笑顔と共に返事をしますから、お子さんにとっては「伝える喜び・伝わる喜び」の体験となります。コミュニケーションの育ちの土台は、「伝えたい・伝わった」という気持ちとその成功体験です。大好きな遊びの場面だからこそ、「遊びたい」という気持ちを伝える手段を学ぶ機会とする事ができます。(療育広場 ぱっそ)