療育日誌
並んで待つ(スタートライン)
2018/01/13
以前、順番を待つ場所や、サーキット遊び等のスタートの立ち位置を、わかりやすく伝える為のアイテム、「あしあとマーク」をご紹介しました。その後、療育の中で繰り返し使い、「あしあとマークの所で立って待つ」という事が上手になってきた子ども達は、テープを1本引いただけの簡素な目印でも待てるようになってきました。「1対の足の形に合わせて、自分の足を1つずつ乗せる」という具体的な目印が、「線」という抽象的な目印になりましたから、線のどの辺りに足を乗せてどの位の歩幅で立ったら、お友達とうまく並べるかを考える事が必要になります。又、この線が「立ち位置である」という目印の意味や、「ここに立って」という先生の指示が理解できないと、「線の上に立ち続けて、スタートの合図を待つ」という事は難しくなります。子ども達の育ちに合わせて、このような視覚的支援を段階的に使い、やがては目印が無くても並んで待つ力をつけられるように働きかけていきます。(療育広場 ぱっそ)