療育日誌

パラシュート遊び2

2017/11/28

この遊びをする時には布団を敷いています。どこにどんな姿勢でいれば良いかを子ども達に伝える為の視覚的支援なのです。以前、子ども達は布の動きに大はしゃぎで、部屋中を走っていました。「楽しいのは良いけれど、布の下に入って空間の変化を感じてほしいな。寝た姿勢でそれを感じられたら、布の動きの迫力も刺激になって楽しめるかもしれない。」と先生達は考えました。この遊びのねらいの一つとして、布の動きによって、自分達がいる空間に広さや高さ或いは狭さや圧迫感が生じる事を感じ、空間の変化そのものや、変化に対する適応力や認識力を育る事があるからです。そこで、寝た姿勢を促すには布団だ!とひらめき実践すると、子ども達は喜んで布団に寝転び、布の下の世界を楽しめるようになりました。療育のねらいと子ども達が楽しく遊べる環境設定は大切なポイントですから、常に試行錯誤です。(療育広場 ぱっそ)