療育日誌

のりを使ってみよう2

2017/11/14

昨日の続きのお話です。同じ「糊を使う」ですが、指先の使い方の様子から見てみます。まず、左手…小さくちぎった折り紙を、親指と人さし指の先で上手につまんでいます。又、中指は折紙に添えて、右手の人さし指で糊をつける為の「台」として使っています。一方、右手は人さし指を1本だけ出して糊を塗っています。両手のそれぞれの指を役割分担させ、「つまむ」「折り紙を支える台にする」「糊を塗る」等の複数の動作を一度にやる事ができています。指先の器用さが育ってきている表れだと思います。でも、これらの操作は手元をしっかり見ないとできません。「糊は何の為に使う物か」その用途の理解も必要な力です。指の動かし方、糊の感触の受け入れ、目で見る事、物の用途理解…「糊を使う」事ができるようになる為には学ぶ事がいっぱいですから、繰り返しの取り組みが大切ですね。(療育広場 ぱっそ)