療育日誌

二人の大作

2017/10/04

お迎えにみえたお母さんが「いい表情してますね」とお子さんのお顔を見て、嬉しいことばをかけてくださいました。登園時の受け入れの時は「少し疲れているのかな?」感じたのです。しかし、創作ダンスの時「どんな踊り方でもいいの?」と聞きに来て、「いいんだよ」と伝えると、『決まりきった踊り方をしなくていいんだ』と肩の力が抜け、ゆるゆると曲にのって身体を動かしていました。製作の時も自分の好きな塗り方、切り方、貼り方ができ、『もう少し色鉛筆で手を加えたい』とやる気を発信してきてくれ、出来栄えに満足しているのが伺えました。帰りの自由遊びの時「入れて」「いいよ」「こうやったらもっと上手くいくんじゃない?」「いいね、やってみよう」と、大胆に机まで動かしてビー玉転がしの大作を作り、二人でビー玉の転がるようすをじっと見て、何度も相談して改良していました。緊張がほぐれ、高ぶりも少ない、穏やかな気持ちの状態だと、友だちとのやり取りもスムーズになり、相手の言葉に耳を傾けられます。充実した時間を過ごしたことで、いい表情でお帰りができたのだと思います。(ぱっそ 並行通園部)