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子供の発達障害はどこに相談する? 早めの相談で適切な支援を受けよう!

2018/10/31

「落ち着きがない」「人の話を聞かない」「集団の中で遊ぶのが苦手」我が子のそんな様子を見ると、もしかして発達障害なのでは……と悩む方もいることでしょう。

子供の発達について気になったら、1人で悩まず専門機関に相談することが大切です。この記事では子供の発達障害の相談について見ていきましょう。

  1. 子供の発達障害について相談したい
  2. 子供の発達障害の相談窓口は?
  3. 子供の発達障害に関する相談方法
  4. 子供の発達障害の相談に関するQ&A

この記事を読むことで、子どもの発達障害の相談は、どこに、どんな風にすればいいのかが分かります。ぜひ参考にしてください。


1.子供の発達障害について相談したい

子供の発達について1人で悩んでも何も解決しません。もし発達障害だとしても、早期に相談して適切な支援を受けることで豊かな人生が広がります。

1-1.何歳ごろから分かるか

発達障害は先天的な特性ですが、目に見える障害ではないため、生まれてすぐには診断がつきません。特性によっては、早い場合で1歳半健診において医師に指摘されることもあるでしょう。幼稚園・保育園に入園して集団の中に入ることで、特性が際立っていることに気づくケースや、小学校の就学時健診や入学したあとに学習面で困難さが出て気づくこともあります。

1-2.相談の重要性は?

発達障害は、なるべく早い段階からそれぞれの特性に合わせた支援を行うことが大切です。そのため政府では、平成17年に「発達障害者支援法」を施行し、発達障害の早期発見と発達支援を促してきました。平成28年の同法改正では、相談体制の整備が盛り込まれています。

早い段階から相談することで、将来の就学を見据えた適切な支援を受けることができるのです。子供の特性に合った環境で、のびのびと育つことで、良い部分を伸ばすことができるでしょう。

1-3.発達障害のグレーゾーン

発達障害の診断名がつく子と定型発達の子の間には、数値的に明らかな区切りがあるわけではありません。発達障害の特性を持っていても、診断名がつかないこともあるのです。こうした状態は「発達障害のグレーゾーン」と呼ばれます。

グレーゾーンの子供ははっきりとした診断名がつかないために支援が得られにくいものです。しかし、診断名がつかなくても早めに相談して適切なアドバイスを受けることで、親も周囲も特性に応じた対処ができるようになります。中には診断名がつかなくても受けられる福祉サービスもあるので、まずは相談してみましょう。

2.子供の発達障害の相談窓口は?

子供の発達障害に関する主な相談先を見てみましょう。

2-1.まずは身近なところへ

発達障害を持つ人は、「発達障害者支援法」によって行政の福祉サービスが受けられます。療育相談や専門的な支援を受けることもできるので、積極的に利用しましょう。

発達障害に関する相談先は自治体から民間までさまざまです。どこに相談していいかわからない場合は、まずは最寄りの役所の障害福祉課に問い合わせてみましょう。適切な相談先を紹介してくれます。また、幼稚園・保育園に通っている場合は、園の先生に相談してもいいでしょう。

2-2.相談先各所

2-2-1.市区町村保健センター

保健センターは市町村によって設置された施設です。母子保健・老人保健に関する相談や、幼児健診・予防接種・がん検診などを行っています。発達障害に関しては、発達やことばに関する相談や医療機関の紹介も可能です。1歳半・2歳・3歳などの健診のときに相談してみてもいいでしょう。

2-2-2.児童相談所

各都道府県や政令指定都市に設置された施設です。その名のとおり、児童に関するさまざまな悩みごとを相談することができます。この場合の児童とは0~17歳の子供のことです。ここでは、育成・保健の相談や発達障害の相談をはじめ、発達検査を受けることもできます。医師・児童福祉司・保健師・児童心理司・言語聴覚士など、専門家から療育についてのアドバイスを受けられるので安心です。

2-2-3.子育て支援センター

厚生労働省の子育て支援事業として設置されている施設で、運営は自治体や民間委託です。孤立しがちな子育て家庭と地域をつなぐ役割を持ち、育児不安についての相談や適切な機関の紹介も行っています。

2-2-4.発達障害者支援センター

発達障害者支援法に基づく施設です。発達障害の子供を持つ親や関係機関からの相談を受け付け、発達障害の支援を専門に行っています。各機関の協力のもとに保健・教育・労働などにかかわる支援が行われます。電話相談も可能です。家庭での療育について専門家からアドバイスを受けることができ、必要な場合は福祉制度の利用や医療機関の紹介もしてもらえます。

3.子供の発達障害に関する相談方法

発達障害の相談には事前準備が大切です。相談のポイントや注意事項についても見てみましょう。

3-1.相談の流れ、タイミング

子供の発達が気になったら、なるべく早いタイミングで相談してみましょう。前述の相談窓口のなかで行きやすいところを選んで問い合わせてください。1歳半~3歳児健診などのタイミングで保健師さんや医師に相談してもいいでしょう。
流れとしては、まず相談窓口に行き面談をします。面談内容により必要と判断された場合は、医療機関などを紹介してもらい発達障害の検査や知能検査を受けることになるでしょう。その後は診断内容によって各福祉サービスや支援・治療や療育を受けることになります。

3-2.相談の前に準備すること

相談の時になるべく具体的にお子さんの状態を伝えられるようにメモを用意しておきます。現在何に困っているのかを、ことば・行動・コミュニケーション・生活リズムなどの項目に分けて整理しておくとわかりやすいでしょう。また、生まれてから現在までに目立ったこと困ったことはなかったか、などを書き留めておき、母子手帳と一緒に持参します。

3-3.相談のポイント

相談の段階では検査や診断をするわけではありません。成育歴や日頃の様子などを聞かれるので、日頃の生活で気になっていることなどをメモにまとめておきましょう。

3-4.そのほか注意点

地域によっては、発達障害の相談や診断を受けるための専門機関が混みあっていることがあります。予約まで数か月待たされることもあるため、入園や就学を控えている場合には、時間に余裕をもって問い合わせましょう。

4.子供の発達障害の相談に関するQ&A

子供の発達障害の相談についてよくある質問をまとめました。

Q.相談には子供を連れて行った方がいいですか?
A.はい。その場で様子を見てもらうためにも一緒に連れていきましょう。

Q.うちの子はじっとしているのが苦手なので落ち着いて相談できそうにありません。
A.相談を受ける専門家は、そういったお子様の特性も理解しているので心配いりません。安心して相談を受けてください。

Q.発達障害か個性の範囲かはどうやって見分けるのでしょう?
発達障害と定型発達の間には数値で表すような明確な区分があるわけではありません。年齢に見合わない行動がある、発達の遅れがあるなど、いくつかの要素を見ていきます。面談の様子や成育歴も判断材料です。

正確な診断は医師でなければできないため、当てはまる項目が多い場合には、医師の診察を受けるようにしてください。

Q.発達障害専門の病院やクリニックが近くにありません。どこを受診すればいいですか?
A.子供の場合は、小児科や児童精神科でも診療を受けられることがあります。保健センターや発達障害支援センターに相談すれば適した医療機関を紹介してもらえるでしょう。

Q.発達障害の相談をするのに料金はかかりますか?
A.発達障害センターでの相談は無料です。1回だけでなく継続して相談することもできます。

病院で医師に診察を受ける場合には、診察料の負担が必要です。

まとめ

発達障害の相談では、診断の有無にかかわらず、本人の特性に合った支援の方法を考えることができます。福祉サービスを利用したり医療機関と連携したりして、日常の困った状態に対処していきましょう。