教室のひとこま - 月別アーカイブ 2022年12月

順番待ち

ミニサーキットで体を思い切り動かしました。しばらく見守っていると「ここで待っていようよ。」「順番ね。」と言いながら、子どもたち自ら、交通整理が始まりました。先に出発した友だちの動きをよく見て、次の子が出るタイミングを見計らっています。また、疲れたら隅によけ、箱に座って休むこともできました。一年も後半となり、日頃の積み重ねが実り始め、確実に成長の跡が見られるようになりました。次の学年に向けて、もっともっと大きく羽ばたいてくれることを期待します。

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素敵なクリスマス

A君が「メリークリスマス!手作りケーキをどうぞ。」と。スタッフに素敵なケーキを持ってきてくれました。段ボールと布ガムテープでホールケーキの土台を作り、ままごとのフルーツを乗せた色とりどりのケーキです。わいわいがやがや!楽しい空気をいち早く察知したB君も仲間入りしました。今年もサンタさんが待ち遠しいね。素敵なクリスマスになりますように。

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試行錯誤

変形ドミノに挑戦中のA君です。並列ドミノや階段ドミノをいとも簡単に作ります。そしてクライマックスは、ドミノの積み木を寸分の隙間なく、一列に倒すことを目指します。どうしたら隙間が埋まるのか?いろいろ試し始めました。物差しで積み木の長さを測り、その長さ通りに置いてみましたが、うまくいきませんでした。A君は、じっくり時間をかけて置き方を模索し、とうとう良い方法を思いつきました。それは、立てた積み木の底面に少量のセロハンテープを貼り、机に貼り付けて置く方法でした。積み木が微かに当たり、倒れるギリギリの場所を探しながら、根気よく並べていきます。セロハンテープが、倒れる衝撃からのズレを防いでまっすぐに倒れる位置を保ちます。いよいよドミノスタートの際には、スタッフも周囲の友だちも固唾を飲んで見守りました。結果は、クライマックスの部分は見事に成功しました。試行錯誤しながらも、最後まで諦めずにやり遂げたA君には、頑張ることの素晴らしさを教えてもらいました。

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じっと我慢

伝承遊びの「だるまさんが転んだ」遊びをしています。皆が大好きな遊びの一つで、スタッフや友だちとのやり取りも楽しい遊びです。「今、動いたでしょ⁈」スタッフの誘導尋問に、子どもたちは思わず首を振って反応してしまいます。「ほらほら、足が止まっていないよ。じっと我慢して。」とスタッフが再び声を掛けています。実は、この遊びには、楽しく遊ぶためのいくつかの課題があります。体の調整力や聞く力が必要で、「だるまさんが転んだ」の掛け声の始まりと終わりをよく聞き分け動くこと。掛け声が終わったら、瞬時に判断して動作を止めること。その場で静かに姿勢を保ちながら待つことなどです。子どもたちは、早くスタッフのもとに辿り着きたくて気持ちが逸りますが、じっと我慢で姿勢を崩すまいと頑張る様子が伝わってきました。「遊びの中にはたくさんの学びがある。」ことを、改めて感じたひとこまでした。

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