教室のひとこま

確かな積み重ね

2022/08/08

A君は、歌と絵本が大好きな男の子です。いつもボーイソプラノで歌ってくれ、周りの皆を楽しませてくれます。中でもお気に入りの1つが「妖怪しりとり」です。マイカードを作り、普段からお守り代わりに持ち歩くほど大好きです。そんなA君が、この夏の初め頃より、マイカードの妖怪に、色を塗り始めました。その上、妖怪の名前をひらがなで書くようになり、何度も何度も飽きずに書いています。幼い頃から、歌や絵本でインプットされてきたものが、今こうして塗り絵や文字で表せるようになってきました。確かな進展を感じ、嬉しい限りです。今後A君は、自分を表現する方法として、言葉に加えて絵や文字を使ってくれるのかもしれません。幼児期から、好きなものを大切に温めながら、ゆっくりゆっくり育ってきた姿を見て、夢中になれることや物の大切さを感じました。