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発達障害の種類について知りたい! それぞれの特徴と知っておくべき診断方法

2018/02/19

発達障害の種類

発達障害にはさまざまな種類があります。種類によって特性は異なりますが、個人差もあるため判断は非常に難しいところです。「自分の子どもはどの発達障害なのか?」と悩んでいる親御さんも多いでしょう。発達障害は、周囲が対応を工夫することで、生活する上で感じる「生きづらさ」を減らすことができます。発達障害の種類やそれぞれの特徴を知り、どのように対応していくべきか考えていきましょう。この記事では、発達障害の種類や分類、それぞれの特徴、診断方法などをまとめました。

  1. 発達障害とは?
  2. 発達障害の種類や分類
  3. 発達障害の特徴について
  4. 発達障害のチェック・診断方法
  5. 発達障害に関するよくある質問

1.発達障害とは?

1-1.発達障害の定義 

発達障害の定義は、「広汎性発達障害、学習障害、注意欠如多動性障害、あるいはこれに類する脳機能の障害があり、その症状が低年齢で現れること」とされています。発達障害は親の育て方やしつけが原因ではなく、脳機能の偏りによるものです。子どものころは発達障害に気づかず、大人になってから発達障害と診断される人も増えています。

1-2.最近の傾向

最近は「発達障害」という言葉が身近なものになり、世間の認知度が高まってきていいます。現時点では、発達障害を根本的に治療することは難しいと考えられています。しかし、発達障害による困難を軽減するために、さまざまな教育・療育的支援を受けることができる機会も増えてきています。

2.発達障害の種類や分類

発達障害の種類や分類基準についてまとめました。

2-1.発達障害にはさまざまな種類がある

発達障害にはさまざまな種類があり、いくつかのタイプに分類されています。特性の現れ方には個人差が大きいため、まずはお子さんがどの発達障害に当てはまり、どのような特性を持っているのか把握することから始めましょう。

2-2.分類基準法について

日本における発達障害の分類については、厚生労働省がWHOの国際疾病分類を参考にして行っています。発達障害に分類される主なタイプとして「広汎性発達障害」「学習障害」「注意欠如・多動性障害」の3タイプが挙げられ、以下のような種類があるとされています。

  • 広汎性発達障害:自閉症障害・アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害・小児期崩壊性障害
  • 学習障害:読字障害・書字表出障害・算数障害・特定不能の学習障害
  • 注意欠如・多動性障害:不注意優勢型・多動性衝動性優勢型・混合型

2-3.広汎性発達障害

広汎性発達障害とは、主に以下のような特性を持つ発達障害のことをいいます。

  • 社会性がうまく持てない
  • 対人関係が苦手
  • 行動と興味の偏り

特によく知られているのが自閉症やアスペルガー症候群です。広汎性発達障害の特徴や診断方法については、以下の記事をご覧ください。
広汎性発達障害の特徴は? 診断や関わり方で知っておくべきポイント

2-4.学習障害

学習障害は、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」といった能力の一部に困難がある発達障害のことです。小学校での学習に入ってから気づくことがほとんどのため、就学前に判断するのは難しいでしょう。学習障害の特徴や診断方法については、以下の記事をご覧ください。
学習障害の症状や診断方法について~特性を理解するための4項目~

2-5.注意欠如・多動性障害

注意欠如・多動性障害は「ADHD」とも呼ばれ、自分をコントロールするのが困難で、行動面の問題となって現れる障害です。主に以下の3つの特性があります。

  • 不注意:集中力が維持できない、気が散りやすい
  • 多動性:じっとしていることが苦手で、落ち着きがない
  • 衝動性:思いついたら考える前に行動してしまう

注意欠如・多動性障害の特徴や診断方法については、以下の記事をご覧ください。ADHDの診断基準や特徴的な症状は? 関わり方のポイントも紹介!

3.発達障害の特徴について

発達障害の種類別に、よくある特徴の傾向をまとめました。ただし、すべての人に当てはまるわけではないので注意してください。

3-1.広汎性発達障害

  • 人と視線を合わせられない
  • 自分の気持ちをうまく伝えられない
  • 会話が一方的になりがち
  • 遊びのルールを理解するのが難しい
  • 集団での作業が苦手
  • 質問に対してオウム返しをする
  • 音やにおいなど、特定の感覚に対して過敏になる
  • 特定の興味に熱中しやすい
  • こだわりが強い

3-2.学習障害

  • 能力に偏りがある
  • 見た字を音にすることができない
  • ひらがなは理解できても漢字になると理解できない
  • 音読みと訓読みの使い分けができない
  • 文章をスムーズに読むことができない

3-3.注意欠如・多動性障害

  • 忘れものや失くしものが多い
  • ミスを何度も繰り返す
  • 静かにしなければならない場所でも静かにできない
  • 黙って座っていられず、歩き回ってしまう
  • 思いついたことをすぐ口にしてしまう
  • 衝動を抑えることが困難
  • 順番を待てない
  • 注意されると自信を失いやすい

4.発達障害のチェック・診断方法

発達障害の診断方法や注意点などをまとめました。

4-1.チェックすべき時期は?

発達障害は特性が現れてから気づくものなので、確認できる年齢にも個人差があります。多くの場合は、乳幼児期ごろに周囲が疑いを持つことが多いでしょう。保育園や幼稚園・こども園での集団生活が始まってから何らかの違和感に気づく場合、3歳児検診で指摘される場合などがあります。医療機関を受診するタイミングを決めるのはそれぞれの判断によりますが、乳幼児期ごろから発達障害の特性が現れていないか注意しておくとよいでしょう。

4-2.早期発見、種類の判断は重要?

発達障害を早期発見すること、発達障害の種類を判断することで、周囲にその特性を理解してもらうように働きかけることや、子どもの周辺環境を整えてあげることができます。保護者は子どもに対する適切な対処方法を早く学ぶことができるため、本人の困難を軽減してあげることができるでしょう。親子ともども充実した日々を送るためにも、早期発見や種類の判断は重要なことなのです。

4-3.診断方法

子どもの発達障害は、小児科や小児発達神経科、児童精神科などで受診することができます。こうした医療機関では、WHOの「ICD-10」などの診断基準をもとに、面談や脳波検査・心理検査から総合的に診断されることになるでしょう。

4-4.診断の注意点

発達障害は素人が簡単に判断できるものではありません。そのため、いきなり医療機関を受診することに抵抗を感じる場合は、まず地域の相談機関を利用してみるのがおすすめです。子どもの場合は、保健センターや子育て支援センター・児童発達支援事業所・発達障害者支援センター相談窓口があるため、利用してみるとよいでしょう。必要であれば、そこで専門医を紹介してもらうこともできます。

まとめ

いかがでしたか? 発達障害の種類や特徴・診断方法などについてまとめました。発達障害に対する認知度は高まってきていますが、まだ本人もその家族も悩みながら生活している人が多いのが現状です。適切な支援を受けるためにも、まずは身近な人が発達障害についてしっかりと理解することが大切でしょう。

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